岐阜県マンドリン協会に想う
                                 岐阜県マンドリン協会 
                        会長 山本 嘉彦
                               

 
平成19 新執行部の発足を期に、岐阜県マンドリン協会の目差すところを
会員団体の議論のなかからつまびらかにしたい。
 昭和46年、故 伊東尚生先生が、マンドリン音楽の普及と発展をめざし、岐
阜県マンドリン協会を創設されました。

 引き継ぐ我々の使命は、会員皆の活力でマンドリン音楽を発展させること
です。
年一回集まってフェスティバルを開催する 仲良しクラブになっては、
最早
発展は望めない。常に意見を出し合い、議論をし、何かを生み出し続け
ること。互いに研鑽し、技術の向上・何かを感じてもらえる演奏をすること。
それが、我々会員に課された発展への命題です。

 私は、発展の為の活力は三角形の大きさで表せると思います。音楽性の追求
・技術の追求という『高さ』と、交流をベースにした議論という『底辺』の
『積』で活力の大きさが象徴されるからです。

 高さを表す、演奏レベルは向上しています。更に技術交流を図りましょう。
 今、必要なのは、意見をだし議論をする底辺を広げることだと思います。
 岐阜県芸術文化会議主催の『文化団体等との交流会』に出席しましたが、
「高齢化・メンバー不足による今後は・・」と嘆いている団体も有りました。

 活力の無さは、文化団体の場合、高齢化やメンバー不足ではなくて、大部分
底辺の不足にあると思います。底辺を広げましょう。
 感動のない演奏会が成功しないように、目標のない計画は論ずる事が出来
ません。我々はどんなマンドリン協会にしたいのか、その目標にどうやって
近づこうとするのか、積み重ねた実績をベースに議論し明確にしましょう。

 意見の中から生まれた‘講演’‘公開練習’‘合同演奏’等々更に進化させ
る。
合同ステージ・合同演奏をさらに進めて、トップメンバーによる音楽性、
技術を追求する演奏会を持ってみませんか。成功すれば、その先には、海外
演奏旅行という夢も見えてきます。

 何もしなければ、メンバーは増えないし お客様も足を運んでくれません。
 
 会合の回数をやたら増やすことは無理な相談です。しかし、情報は
HP
機関紙で、演奏会準備はマニュアル化等アイデアで、時間はつくれます。

 一次元高い議論で、活力のある岐阜県マンドリン協会にする所存です。